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Channel: 自然派で行こう♪
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への字追肥から半月の水稲きぬむすめ。

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5月17日に田植えをした「きぬむすめ」の現在の様子です。

最初の写真は田植え当日の写真。

 

1株あたり概ね1〜3本植えですが、欠株が多すぎて補植が大変でした。

 

密植なら補植しなくてもいいかな?と思うのですが、株間30cmなので補植しました。

 

 

▼無肥料でスタートして6月7日に過リン酸石灰を反当20kg入れました。

 

過リン酸石灰はリン酸肥料ですが、硫酸カルシウムも含まれ、以下のような効果が見込めるようです。

 

(1)チッソの消化を良くする
(2)チッソが一気に効かないよう肥効の調整をする
(3)根づくりを進める
(4)いもち病等の抵抗性の向上
(5)生殖細胞を充実させ冷害に強いイネをつくる
(6)イネの登熱を早める
(7)粘りのあるおいしいお米になる

などの効果が過リン酸石灰を施肥することにより期待される様です。

 

▼田植えして1ヶ月目の6月17日に硫安を反当13kg追肥。

 

窒素量でおよそ反当2.8kgの少なめの施肥です。

 

ノビエが爆発的に繁茂するこの圃場に限り除草剤は使いましたが、

 

その後は農薬不使用を通したいのでできる限り少なめの肥料で。

 

収穫量が多いとそのぶん、お米を売って利益がでます。

 

しかし、たかだか1反半の栽培だと増減はたったの数万円でしかないと思います。

 

だったらやっぱり美味しくて安全なお米がいいかと思います。

 

この後は穂肥も使いませんので、害虫被害も極力抑えられるかと思います。

 

 

▼それから10日ちょっとでこんなになりました。

 

田植えした時は本当にひょろひょろの苗でしたが、草が生えないと当然ですがよく育ちます。

 

 

▼それにしても除草剤ってすごい!

 

今年初めて除草剤を使いましたが、目を疑うばかりの田んぼの状況。

 

 

▼昨年のこの田んぼはこんな感じでしたから・・・

 

それが、たった3,000円ほどの薬をばら撒くだけで草が生えない・・・

 

いろんな意味ですごすぎます。

 

 

▼無肥料でスタートしましたが、今では周囲の稲と比べても見劣りしなくなりました。

 

少し葉っぱが垂れているのがちょっと気になります。

 

急に窒素を吸ったから葉が柔らかくなったから?

今年は除草剤、化学肥料、初めて使うものばかりです。

 

自然栽培しかしたことのなかったので、100年ほどの未来にタイムスリップした感覚に陥っています。

 

それにしても、草が生えない小規模稲作って・・・楽すぎます。


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