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ケイ酸カルシウムで病気予防は本当にできるか?

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田植え機で植えて密植栽培しているササシグレという品種の稲です。

株間は15cmほどで、いつも行っている株間30cmの疎植栽培と比べて通気性が悪いです。

そうなると「いもち病」に弱いこの品種はかなり心配です。

ササシグレは主に「穂イモチ」の発症が多いそうですが、

この稲に穂が出る頃には周囲のご近所さんの田んぼは稲刈りを済ませている頃でしょう。

この稲の育苗段階からケイ酸を多く含むミネラル肥料を使っていました。

植え付け前にも田んぼに入れていますが、幼穂形成期の前に追肥してみようと思います。


▼しかし、いつも使っているマインマグNという資材はお取り寄せです。


これは水溶性のケイ酸肥料なので追肥には向いているともいます。

稲の状態を考えれば時間的に間に合いそうもないので近所で売っているケイ酸肥料を買ってきました。


▼SUN苦土ケイカルというもの。


これは可溶性のケイ酸カルシウムです。

「可溶性」という、塩酸で溶ける性質をもつケイ酸肥料なので、すぐには効果が現れないと思います。

ケイ酸の他に苦土(マグネシウム)も含まれています。


▼成分表はこう書かれています。


ケイ酸を与える事により、茎葉が丈夫になるそうです。

一般に、収穫時に窒素が多くマグネシウムが欠乏しているとお米は美味しくないようです。

なので、窒素肥料は無施肥のほぼ無肥料栽培にマグネシウムを加えて食味アップを期待します。


▼2.5畝の面積に1袋(20kg)使用しました。


手で田んぼの表面にばら撒くだけ。

これに含まれる苦土は「く溶性」なので、根に触れないと稲に吸収されません。

今の時期にはもう根の発育もしなくなる頃かも知れないのですが、

先日の草取りの際に根が表層に出ているかも?


▼中にはもう穂が出ている株もありますが、全体には出穂時期にまだ時間がかかりそうです。


耐病性のない品種を無農薬で密植栽培しようとすればケイ酸肥料は必須だと思うのですが、

どれだけ効果があるのかは不明です。

どうか病気にならずに収穫できますように。(。-人-。)


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