先日の梅の里自然農塾にてゴマの選別を行いました。
塾生はもちろん、勇惣塾頭も初めての試みです。
とても面白そうそうなのでワクワクして実験開始しました。
▼参考とした文献にはこのように書かれています。
水を入れた器に未選別のゴマを入れると、軽いゴミが最初に浮いてきて、
それから4~5分後にゴマが浮いてきて最後に砂や小石などの重いゴミが残る・・・というもの。
▼みんなで目を輝かせながらの実験。
なにしろゴマの特性を利用した前代未聞の選別方法だからです。
▼しかし、結果はその通りにはならず。
う~~ん・・・なぜなのでしょうね?
気持ち悪い・・・好きなジャンルにおいては解決出来ないままいるのは非常に気持ち悪い。
ということで、自宅にてその日のうちに実験開始。
▼しかし、自宅にあったのはゴマはゴマでも炒りゴマでした。
これじゃ、だめかな~?
でも、ダメ元ってことで。
▼水に入れると・・・
ぷっかり浮いてしまいました。
そりゃそうですよね・・・炒って水分が飛んでいるのですから・・・
生のゴマよりも軽くて当然。
▼しばらくしたら沈み始めました。
逆パターンの結果になりました。^^;
こんな感じで沈むのではなく、浮く様子をこの目で見てみたいものです。
しかし、生のゴマは栽培していないので手元にはありません。
う~ん・・・どうしましょうか・・・。
あ!そうだ!!
▼種を使えばいいんです。
種ならしっかりしたゴマです。
これで実験することにしました。
▼浸水後、何分で浮き始めるのかを正確に測るためにタイマーセット。
まずは5分からスタートします。
どうか!どうか!浮いてくれますように~!!!
見聞きした情報ではなく、実際に自分の目で確かめた事は胸を張って断言する事ができますからね。
▼それから約5分・・・残り1秒・・・
虚しく鳴り響くタイマーの音。
グラスの中で少し浮いているゴマがありますが、
これは最初から浮いていたもので、時間が経って浮いたものではありません。
▼そのまま5分追加して計測します。
今のところゴマには変化は全く見られません・・・
▼10分経過・・・
ゴマは全く浮きませんでした。
う~~ん・・・
ゴマの品種にもよるのかな?とりあえず、自然農塾では金ゴマ。自宅では白ゴマ。
おそらくゴマの品種によるものではないと思われます。
本の原稿執筆時にタイプミスしたのだろうか?
もしくは、筆者の記憶違い?
4~5分ではなく4~5時間?いや・・・そんなに水に浸しておくと品質が変わる可能性もあります。
私は今までに何度も本の通りにならない事を体験してきましたが、今回もそのパターン?
大量にゴマを収穫して本を信じてイザ選別!
しかし、選別できなかった・・・なんて事になると、
樽の中に大量に沈むゴマを眺めて途方に暮れなければなりません。
他の選別方法としてはゴマがギリギリ浮き始める濃度の塩水に浸すというのもありますが、
樽の中の水をかき混ぜて石や砂よりも比重の軽いゴマを舞い上がらせてそれを掬うしかないのかも?
もしくは一般に行われている唐箕選別でしょうか?
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ゴマの水選別の再実験。
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