今年は日照不足で分ゲツも進まず細い稲株です。
ただでさえ遅くに植えて、分蘖開始の頃に梅雨入りし、
肥料も米ぬかしか使っていないので収穫量もあまり期待できないと思いますが、
唯一の救いは草退治がうまくいったこと。
しかし、厄介な浮き草を前回の草退治で発見したのです。
▼アゾラクリスタータという外来植物。
繁殖すると分厚い絨毯のようになり、稲の分蘖がますます進まないし、
稲刈りの時にも土が乾かずに厄介です。
▼ということで、ちょっとキツめの中干しをしてみることにしました。
自然栽培の場合、いつもは軽い中干ししかしていませんでしたが、この際アゾラをひからびさせてやるとします。
▼こんくらい乾かせばアゾラもくたばるかな?
土にヒビが入って、根は切れるけどガスが抜けると思います。
中干しすると稲刈りまでにヒエとか他の雑草も生えそうで恐いですが、
程々の密植をしているので今から生えてくる草はそんなに大きくならないかも?
中干しをしたらまずは田んぼの中に入って草退治をしなければ。
▼田んぼの中に入っても必要以上に根に負担をかけません。
慣行栽培の場合なら農薬を散布するのに便利ですが、無農薬の場合、草を退治するのに便利です。
田んぼの中をパトロールしながら雑草を退治していきます。
▼生えていないようですが稲株にくっつくように生えているホタルイとかノビエ。
前回の草取りで取り切ったと思ったのにまだ残っていました。
▼うひゃ〜〜!
でも、生えているのは土が高くて水深が浅かったところ。
やはり深水にしておかないと土が固くなりチェーン除草が効かないのか?
それとも、チェーン除草で浮き上がった種が土の高いところに漂着してそこで発芽するのか?
来年は田植え前にも一度除草したほうがよさそうかな?
▼中には種をつけ始めているホタルイもありました。
やばかった・・・
しかし、9年間無農薬稲作をしていると少しづつ草退治のコツがわかってきました。
もちろん、圃場の特性とかいろんな要因でそれは変わってくるのかもしれませんが、
これだけは確実に言えます。
草は取って取って取り続けなければ永遠に増え続けます。
頑張るぞ!^^
▼今月30日に県の担当の人とかJAの人が来て圃場の点検するのだとか?
除草剤使ってないのになんでこんなに草が生えていないんだ?
農薬使っていないのにどうして病虫害が皆無なんだ?って、印象を持っていただけると嬉しいな〜。
ま、安全性には自信がありますが、問題は味ですけどね。^^;