
明日は田植えなので陸苗代の苗を抜いて洗浄選別します。
簡単そうで時間がかかりすごく慎重な作業です。
ポイントは
1.ヒエを稲苗に混ぜない。
2.根に着いた雑草種子をきれいに洗浄する。
3.病株を排除する。
4.小さな根を除ける。
です。
▼チマチマ抜いて水を張ったバケツに入れて根に着いた土を柔らかくします。

柔らかくなったら泥を落として泥を畑にもどします。
▼苗の大きさはバラバラです。

こんなガッチリ苗もあれば・・・
▼こんな大きな苗もあります。

こんなのばかりだといいのですが・・・
▼こんなチビ苗もあります。

こういうのは除けておきます。
▼箱苗とはまったく違うこのがっしりした苗と根っこ。

陸苗代で育てた苗は干ばつに強いと言われます。
昨年も陸苗代を植えましたけど、正直どうなのかわかりません。
でも、あえて昔の方法で手間暇かけて田植えをします。
それはなぜかというと、毎食のご飯をありがたく感謝して頂くためです。
人が生きていられるのは酸素や水や食べ物があるから。
お金があるからではありません。
いざという時はお金なんか食べられませんので。
苦労して作ったお米には感謝の気持ちが込められます。
▼苗を抜いて洗浄します。

田んぼに苗代の雑草の種子などを持ち込まないためです。
▼こんなのが根っこによく付いています。

目に見えないような小さな種子も付いているかも・・・
陸苗代にする場所は水田雑草の多い田んぼではなく、畑の方がいいのかもですね。
▼100本づつ束にして面積分を計算して用意します。

結局、苗採りと選別だけで丸1日費やしました。
今回、手植えする面積は7畝です。
1坪あたり37株植えですので1株1本植えで約7770本必要です。
もしかしたら足りないかもしれません。^^;
そうなったら同じ日に播いた箱苗を使おうと思います。
▼ここが明日から田植えする田んぼ。

代掻きして1週間以上経ちますが草はほとんど生えていません。
水の中にはカブトエビ、ホウネンエビ、カイエビそしてゲンゴロウもいます。
カブトエビは発芽したばかりのコナギなどを食べてくれるといいます。
だから雑草が極端に少ないのでしょうか?
明日は田植えの参加者さんがいなくて自分一人の田植えです。
昨年も1反以上は手で植えたのですが植え終わった後の達成感は半端ないです。
ブロ友のかえるチャンにいただいた田植え機があるのですが、手で植えてしまう・・・
自分でもアホだな~~と、思いますけど苦労してできたお米は涙が出るほど感動するものなのです。
車やバイクを持っている人があえてマラソンしているのと同じなのかもですね。
目的地まで早く到着することだけが人生ではないのです。