今年も新年早々魚づくしです。
自分でもグレ(メジナ)を釣りましたけど、それだけではありません。
元日の初釣りで釣り座を譲ってあげたお兄ちゃんに魚をいただきました。
なかなか釣れない日にやっとそのお兄ちゃんにもアタリがありましたが、正体はグレではなくアイゴ。
▼これがアイゴ
和歌山ではアイ。小型のものはバリコと呼ばれる紀南地方で人気の釣り魚です。
背びれ、腹びれにはトゲがあり、それに刺されると猛烈に痛む毒魚でもあります。
そんな事も原因か?最近の若い人はあまりアイゴ釣りをしませんけど、これがメチャクチャ美味しい!
薄造りでも美味しいですけど、やはりアイゴの旨みを堪能できる食べ方は干物です。
▼これがアイゴの干物
小型のものは塩をしてしばらくおいて干せば完成。
でも、一夜干しではなく、じっくり干すのがポイント。
▼脂がのってて格別に美味い!
干物を焼くと磯臭さも消え、独特の香ばしさに食卓が包まれます。
個人的には脂ののった旬のマアジの干物よりも好きです。
▼ということで、今回も干物にするとします。
この頂き物のアイゴですけど、40cm近くあります。
こんな大きなアイゴは干物にするにもちょっとしたコツがあります。
立て塩にしろ、紙塩にしろ、振り塩にしろ、塩をしてすぐに干すとダメです。
塩をしてすぐに干した場合は干し上がってすぐに焼いてはダメです。
皮が塩に馴染んでいないうちは焼くと皮が縮むので身が骨から剥がれてしまいます。
そうなったら身が焦げたり、水分が蒸発しすぎて食味も食感も台無し。
なので、干し上がってからチルドルームで数日熟成させます。
ということで、アイゴの干物の作成開始♪
▼今回は初の試み!
自家製塩麹に漬け込んでから干してみます。
今シーズンの漬け物には塩麹が大活躍。
中でも小カブの塩麹漬けは絶品でした。
野菜が美味しくなるのなら魚も・・・。
美味しくできそうな気がするんですけど、どうかな~?^^;
塩麹を開いたアイゴに満遍なく塗りまくってビニール袋に入れて冷蔵庫のチルドルームで熟成。
ムラなく塩麹が馴染むように1日2回ほどビニール袋の天地をひっくり返しておきました。
▼それから3日経ちました。
いい感じに馴染んでいると思います。
▼皮も柔らかくなっているかな?
これを魚干し網に入れて半日陰で干します。
風がよく吹いていると1日。全く風が吹かない時は2日ほど干します。
干物は太陽も大事ですけど、基本は風で干します。
明日の晩か明後日の朝には干し上がっているかな?
干し上がったら冷蔵庫に入れて1日熟成させてからいただくとします。
塩麹がアイゴの干物に絶妙な隠し味になってくれることに期待します。
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美味毒魚アイゴの塩麹干
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